標高190センチメートル

190cmの世界一周旅行記、写真10万枚、ブックレビュー、コラム等等。生き様赤裸々。

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 昨年より発売中の190cmミニ写真集ですが、
販売WEBサイトのURLが変更になりました。
フォトバックさまのページから購入できます。



夏休み総集編1_ムイナク_船の墓場2

2007_08_17_クチャ_渓谷

2007_08_17_クチャ_クズルガハ烽火台

回顧編009_チチカカ湖と木

回顧編006_風車


*写真集の内容は左脇のサイドバーで確認できます。
掲載写真とこのエントリーの写真に関連はありません。



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 我等雑草 居場所を知らぬ根無し草

 それでも輝け 煌け 燦々と

 打ちつけろ 叩きつけろ 踏み潰せ


 我等雑草 一山幾らの民草なれど

 遠く 高く 脈々と

 駆け抜けろ 飛び越えろ 登りきれ

 我等雑草 花も付けえぬ道草なれど

 強く 硬く 頑なに

 立ち上がれ 振り上げろ 動じるな


 我等雑草 羽虫も寄らぬ毒草なれど

 嬉しく 優しく 心地よく

 歌え 笑え 幸せと


 我等雑草 冬越せぬ命のへたれ草

 それでも我等は 

 それでも我等は 光を喜び 風を愛し 水を欲し 空を仰ぐ


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 ノンノン ノンノン お嬢ちゃん

 この世界が美しいんぢゃなくって

 この世界を映している

 お嬢ちゃんの瞳が 美しいんだよ


 綺麗なお嬢ちゃんの瞳は

 まだまだ何も知らない瞳だ

 感度が高すぎて粒子が粗すぎる銀塩のような瞳だ

 モノクロ8mm映画のような華やかさと

 ガリ版刷りのような艶やかさと

 8ビットゲーム機のような躍動を秘めた瞳だ

 心で見る事を知っている瞳だ


 お嬢ちゃんを揺さぶる瞳

 だから世界は美しいんだよ



 あまり変な知識を貯め込んで

 解像度を上げ過ぎてしまうと

 世界は美しくなくなってしまうんだぜ

 
ちべたん少女

 

 




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「スナフキン、義務ってなんだい?(byムーミン)」

「やりたくないことをすることさ。」




トーベ・ヤンソン 「ムーミン」より引用


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「ねえ」

「ん」

「あの壁の向こうには何があるの?」

「え?」

一瞬戸惑った。まあ子供なんてのは、なんでもかんでも質問するものだ。

「さあ、何かあるんだろ。」

坊主を肩車してやり、そんな風に答えた。



「もっと、もっともっと高くないと見えないよ」

壁の向こうから吹く風が、坊主の頭を優しく撫でている。

「おいおい、父ちゃんの背じゃ壁の向こうは見えないぞ。」

不満げな坊主をあやしながら、そういえば自分も、親父の肩に乗ってしつこくねだったかな、などと思った。


地べたに寝そべると、視界は一面の草原と青い空、そしてその間の壁。

ぼーっと眺める。暖かい日差しに包まれながら。
子供の頃からずっと見てきた景色。

壁の向こうから、風が刈取ったばかりの羊毛のような雲を私達の上に運んできた。



「・・・ねえ」

「ん」

「あの雲さんは壁の向こうを見たかな?」

「・・・ああ、きっとな。」

やわらかく、優しげで、どこかもの寂しい一人ぼっちの雲は、
私たちの頭上をただただ流れてゆく。




日が壁の向こうへ隠れ始めた。

照らされ焼けた壁はずっと昔からそこに在り、きっと何万回と言う夕陽を浴びただろう。

蔦とコケの森と化し、僅かに覗く古代の彫刻の朽ちたその壁は、今日も静かにそびえている。

私が生まれたときからそうだったように、明日も明後日も、ずっといつまでもそうだろう。


 「・・・壁の向こうか。」

何十年ぶりかに、考えた。

街の方で、風車の音に混じって鐘の音が聞こえた気がした。

「さあ坊主、家に帰ろうか。」

 壁に突き当たる道を逆方向に、坊主を肩に乗せて家路についた。

振り返る事も無く、壁に背を向けて。




 さあ、明日からまた仕事だ。




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