標高190センチメートル

190cmの世界一周旅行記、写真10万枚、ブックレビュー、コラム等等。生き様赤裸々。

 

ここにワシの友達がいるんだ
2006_09_10_墓地爺ちゃん
 イラン・イラク戦争の殉教者墓地です。迷子の筆者を助けてくれた爺ちゃんに連れて来られました。ガズヴィーンと言う街です。
 モスクの裏に割とひっそりとありました。一つ一つの墓に顔写真があり、戦死者の生前の笑顔が胸に刺さります。

 爺ちゃんの戦友はとても若かったです。いや、当時は爺ちゃんも若かったんですね。死者の時間は進まないんですね。

 爺ちゃんの視線が遠すぎて痛いです。

2006_09_10_墓地正面
 ここは兵士のお墓で、モスクの中には偉そうな将軍や指導者の墓がありました。靖国神社のイラン版でしょうか。イラン・イラク戦争は結局どっちが負けたのかよくわかんないので戦犯も何も無いようです。基本的に戦犯は敗戦国がないと存在しない不思議な存在です。イラン・イラク戦争の内実は近代戦争のご多分に漏れず大量虐殺合戦らしいので、国際法を破った奴は双方無数にいたはずですが。

 お爺ちゃんにとっては戦友に会える場所です。ちょこちょこ来てる雰囲気でした。

2006_09_10_モスク内の墓
 これはモスク内に埋葬された階級が高かったんじゃないかと思われる方々です。中には少年の写真もあったのですが、他に生前の写真が無かったのかもしれません。ペルシャ語読めないので不明です。本当は撮影禁止っぽいのですが、爺ちゃんが「未だ、撮れ!」と仕草を。話のわかる爺ちゃんでした。

 開戦直後のイラン軍は革命直後で指揮系統は滅茶苦茶、戦略も戦術も作戦も無しのノープランアタックを繰り返し、戦力も殆どマンパワーに頼らざるを得ず、兵隊はボロッボロボロッボロ死んでいきました。兵隊と言っても、そこらへんの兄ちゃんやおっちゃんが銃を持っただけと言う状態も多かったようです。



エマームザーディエ・ホセイン
2006_09_10_入り口
 これが戦没者墓地にもなっているモスク、エマームザーディエ・ホセインです。元々ホセインさんのお墓です。中々綺麗なモスクで、本殿内部は前面鏡張りで輝いてました。撮影出来ませんでしたが。

2006_09_10_ホセイン本殿
 これが本殿です。入っていいのかなと思っていたら、上記の爺ちゃんが連れて入ってくれました。しかも靴預け代おごってくれました。入場の際の一礼の仕方なんかも教えてくれました。ドアに口付けとかは遠慮しときましたが。

2006_09_10_足洗い場
 ムスリムはお祈りの前に足を洗います。なので足洗い場が大抵あります。街中だと公衆便所の洗面台で足を洗ってます・・・。

 爺ちゃんはとても優しく、茶飲むか?飯食うか?とペルシャ語で言ってきます。80%以上理解できないのですがジェスチャーで。まるで孫になった気分です。


・旅の浅知恵 イラン編 ものを聞くならお爺ちゃん。
 イラン人の戦争を経験したであろう世代はびっくりするほどに優しいです。上述の爺ちゃんに限りません。しかし、現在の若者はどうしようも無い奴が10人中9人くらいいます。
 10人中1人のまともな若者に「なんでお前はジェントルなのにあいつ等あんなに馬鹿なんだ?」と尋ねたら
「They are not educated...」なんだそうです。旅に出て教養・教育の重要性をヒシヒシと感じる限りです。

2006_09_10_好青年24歳
バスの中であほな若いイラン人3人から筆者を守ってくれたマトモなイラン人24歳、テヘランのインターネットプロバイダー会社勤務。28歳までに結婚したいそうです。片手にサンマイクロのネットワーク関係の教科書持ってました。ペルシア語版でした。
 
 しかし馬鹿な方の若者達も悪意や害意があると言うより、構って欲しいだけの奴が多いです。バスなんかに乗ってると、ちょっかいを出しまくって来た挙句に、「ここがお前の降りるバス停だよ〜ん、うへへへへ」と教えてくれたりするので難しいです。

2006_09_10_門
 これはまともなイラン人若者24歳独身上述が連れて行ってくれたテヘラーネ・ガディーム門です。中々良い味出してます。


マスジェデ・ジャーメ
2006_09_10_マスジェで本殿
 これは自力で辿り着いたマスジェデ・ジャーメです。金曜寺院と言う意味です。でかすぎてファインダーに入りませんでした。
 
2006_09_10_補修中のモスク
 90度右を向くと補修中の部分が。中庭を囲むようにマスクが建ってます。地震でもあったのか、全体的にガイドブックの写真より明らかにボロボロになってました。

2006_09_10_図書館もすく全景
 全体はこんな感じです。右の建物は図書館になってました。青年が読書を中断してやってきました。何を読んでるんでしょうね。コーランでしょうか??

2006_09_10_読書青年
 青年が読んでいたのは勿論コーランではありません。日本でもHITしたHOW TO本です。ビジネスの啓蒙書でしたっけ?読んでないので解りませんが、イランも本当に変っていくのだろうなぁ、と思いました。

 青年の表情がいいですね。「こんなの読んじゃったよ、エヘ。」って感じです。ちなみに、表題以外はペルシャ語でした。彼を含めイラン人は殆ど英語出来ません。

2006_09_10_モスク天井
 筆者がイラン建築で特にすきなのが天井です。見てください、この複雑な作り。なんか物凄く綺麗じゃないですか?

テヘランの夜
 ガズヴィーンに日帰りだったのですが、テヘランに帰ったら夜でした。テヘランは治安がそんな良くなく、特に筆者が泊まるような宿がある界隈はどの国でも大抵治安が悪いダウンタウンなので、ちょっと不安でした。

2006_09_10_シンボルタワー
 筆者のBLOGに夜景が少ないのはビビッてホテルに引き篭もってるからなんですが、折角なので夜景撮りました。これはテヘランのシンボルタワー「アーサーディー・タワー」です。形がイラン!って感じですね。変な形してます。東京タワーより個性的で好きですが。

2006_09_10_夜景
 テヘランの夜景は面白いです。他の国では見たことも無いようなセンスの電飾が祭りでもないのに街中を飾ってます。街灯が赤やオレンジ、水色、緑、黄色、ピンクなどとけばけばしてます。しかも殆どネオン管じゃなく、電球で何処か暖かい光り方なので本当に不思議な雰囲気です。
 まあ、この写真じゃちょっと解りませんが。

2006_09_10_電飾
ちょうどこんな感じのが街中にかかってました。これはモスクの中ですが。



渋滞が酷いのでホテルに帰るのが深夜になりそうでした。バスもタクシーも立ち往生。
やばいなーと思ってたらバイクに跨ったおじちゃんが登場。
おっちゃん「10000リラでホテルまで送ってやる」
筆者「5000なら乗る」
おっちゃん「じゃあ9000!」
筆者「6000!!嫌ならあっち行け」
ちなみに1ドルが約9000リラなので、6000リラは約80円くらいでしょうか。

おっちゃんは一回どっかに行きましたが直ぐに帰ってきて「よし、乗れ!」と。

この旅で一番スリリングな20分間を過ごしつつ、ホテルに到着しました。
二度と乗らネ。

以前のBLOGにも書きましたが、奴等は歩道も走れば逆走もします。早いのなんのって、そりゃぁ、もう。車の間をスイスイ〜のレベルじゃないですからね。。これじゃ、俺も轢かれるよ、と思いました。

ウィーンで家主に乗せられた「時々事故死が起きる遊園地」の殺人アトラクションより怖かったです。


さっき、ネットカフェ来る途中にバイクが車に吹き飛ばされる瞬間を目撃しました。
二人乗りでタンデムにいた女性は暫く動きませんでしたが、後で携帯電話で喋ってました。
イラン人も慣れた物で、周囲の人間がわらわら集まり一瞬で人垣を形成、車の流れを止めます。
被害者が女性だったので女性の第三者が介抱に、バイクの運転手は自力でほいほい歩いてました。
散乱したバイクの破片は物の数秒で片付けられ、バイクも道の脇へ。

はねられた女性は暫く寝てましたが、鼻血くらいのようでした。

ここ五日で3件の事故を目撃し、1回轢かれた筆者でした。
イラン人は運転免許なんて普通持ってないそうです。

今日の玉

2006_09_10_魚眼
戦没者と聖人が眠る空です。



今日のテクスチャー

2006_09_10_天井模様
モスクの天井です。複雑で同じ物が二つと無い構造です。手作りですしね。



今日の萌 in the world

2006_09_10_昼寝親子
 世界中何処でもモスクの正しい過ごし方は昼寝のようです。
団欒してますね。



今日の撮影枚数919枚
10万枚まであと54466枚

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by 190cm | Comments(2) | TrackBack(0) | Category [中東]



Comments

☆☆☆☆☆+☆彡☆彡☆彡

by MY at 2006年09月11日 23:27

今日はいっぱい写真とったみたいだね。
5万枚達成まであとちょっとだ!やろうと思えば日本に帰るまでに達成できるね。がんばれ〜!いっぱいの写真をお土産にみせてください。

そういや、ランキングまた上がってるんだね〜。そっちは気楽にがんばってね(w

by にくそぼろ(たすく) at 2006年09月11日 23:30

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