2006年09月24日:腎臓結石
生きてますよ!
でも、一人ラマダン一週間ですよ!
イランは明日からラマダンですよ!
病院をたらい回しにされた挙句の検査で腎臓結石が複数両腎にあるんだと言う事がわかりました。
しばらく休憩します。
ご心配おかけしました〜。
なんと、筆者を搬送したタクシー運転手、アリーちゃんは、元イラン空軍のエースパイロットで将軍の一個下の地位まで昇ったエキセントリック爺ちゃんでした。そう、退役軍人。
イラク軍と戦ってたそうです。すばらしい運転技術でした…。
イラン医療事情
イランでも結構大きな町、シーラーズで悶絶して歩けないほどの腹痛に見舞われた男のレポート。
まず救急車ですが、呼んでも何時来るか解らない代物だそうです。筆者を運んだのはタクシーエマージェンシーと呼ばれるテレフォンタクシーです。ホテルの爺さんが呼んでくれました。
これが来るまでに10分くらい悶絶していて、流しのタクシーを捕まえたほうが早い気もしたのですが、来て見て納得しました。
プジョーの新車で彼はやって来ました。彼といってもお爺さんなんですが、彼は病院内部に精通していて、若干の英語も出来、ただのTAXIドライバーではなく、病院内での世話役としても大活躍しました。彼は凄まじい割り込みを繰り返し筆者はトントン拍子に医者の前へ。
イランの流しのタクシーは何十年前の型かわからないような車ばっかりなんですが、さすがプジョーの新車、エアコンがありました。リクライニングも出来、快適…。
さて、最初に対面したのは女医と思しきおばちゃんでした。本当にただのおばちゃんで医師免許持ってるのか若干謎ですが、とり合えずおばちゃんが問診。ペルシャ語…。
運ちゃんが通訳。何時から痛いのか、何食ったのか、何処が痛いのか等等。
二、三日前までは缶詰食べてたけど痛くなって以後絶食、腹と頭が痛い。等とたどたどしく答えていると、診察台に寝させられ触診へ。
まっさきに「虫垂炎ポイント」と思しき場所を超圧力で圧迫してきました。虫垂炎ポイントとは、ヘソと右大腿骨の出っ張りを三等分した一番右の三分の一あたりなんですが、そこをグイグイ押してくる訳です。そこを押してしこりがあったり、痛かったりすると虫垂炎の可能性が高いらしいです。
多分、何も無くてもそれだけ押されれば痛いと思うよ、と言うくらい押すので悶絶してました。
その後別の医者、今度は白衣を着ているおっさん、に通されました。隣にいる看護婦は今度はまた普通の姉ちゃんで、ブルカ着てました。
医者がボソボソ何かいっていましたが意味不明。看護婦がおもむろに筆者の左腕にゴムのチューブを巻き始めました。
ああ、注射する気だな、と思い大人しくしていると新品で空っぽの注射器を取り出し、袋から出しました。
針のキャップを取ると同時に針まで外してました。注射器に入れなおした針の固定が甘かったらしく、その後採血した時血が漏れてました。
採血も妙に鮮血なので、動脈刺されたっぽいのですが、普通静脈じゃないんすかね?まあ、いいや。
ともあれ、採血は終了。運ちゃんが超絶割り込み交渉を敢行したと思われ(多分金払ってる)10分くらいで結果が。その間筆者は苦痛でうずくまりつつ。
結果には何か色々な数値と血中プロテイン量やPh、バクテリア、クリスタル(?)等等の項目が。意味不明だけどとり合えずNo Problemらしい。
次に検尿と検便をしろと言う。尿は割と簡単に出たがもやは何も無いので便は出ず。検尿だけ提出。結果は休日を挟んだ明後日まで待てと。尿の色がドス黒かったのは見なかったことにした。多分血尿。
その間に不思議な注射と点滴。軽く脱水だったので、ビタミン入りの生理食塩水でも点滴されてるのかな〜くらいに思いボケーっと保険証の小冊子読みながらごろごろ。ふいに隣のベッドにイラン人姉ちゃんがやってきて号泣しながら点滴を受けはじめた。
しかも同じ点滴…ん?
運ちゃんがやってきて勝手に点滴の速度をMAXにした。さすが空軍、スピード狂。「お前勝手な事すんなよ」と言うも「No Problem」とか何とか言って、いつの間にか処方箋もって薬局で買ってきた薬をくれた。よくわからない薬が二種類。とり合えず食後に飲めと。飯食えないんだけど?と言ったら、適当に三回飲めと。
後にこれらは全て解熱鎮痛剤であるらしき事が判明・・・。
更に医者に言われた病状を伝えてくれたが単語がわからないらしく、小石を持ってきて右脇腹に入っていると・・・。
しきりに「エストール」「エストール」と言う。後日エストールの綴りを書かせたらSTONEだった…。
保険証を運ちゃんに見せるが、保険(インシュランス)という単語は知らないらしい。イラン・インシュランス.coと言う看板を見かけたことがあるが、一般的では無いのかも知れない。物価の安い途上国でも普通余り安くない医療費が結構安いイランは社会主義では無いみたいだけど資本主義でもないらしい。イスラム主義なのでしょう。
今までの領収書全部くれと言い、ペルシャ文字を解読すると、20000リラくらい多く運ちゃんに渡している事が判明。運ちゃんがネコババしているのかも知れないが、おそらく超絶割り込み交渉用の賄賂になったのかもしれない。敢えて追求せず。
血液検査15000リラ
尿検査50000リラ(筆者は不可だったが検便含む)
薬、点滴、注射等40000リラ
運ちゃんギャラ80000リラ
*1ドル=約10000リラ
領収書だけじゃ不安なので、その頃には大分痛くなくなっていたので診断書を貰う事に。しかし病院の連中は誰も英語が出来ない。何とか通じ合えたのは最初に触診したおばちゃん。ペルシャ語で何かを書き殴ってくれた。
それを薬局の薬剤師(英語が出来る)の所にもって行き、英訳してもらうと、『血液検査異常なし、虫垂炎の疑いあり、尿検査の結果待ち』って書いてあるよ。と。虫垂炎の英単語を筆者はわからず、はぁ?見たいな顔していると薬剤師もやっぱり小石を持ってきて右脇腹に入っていると。
後日、これは虫垂炎では無く腎臓結石だと言いたかったらしい事が判明。
余談だが、何処の国でも大抵薬局にいる薬剤師は英語を喋るので、道を聞く時も薬局に行くといい。
さて、一夜明け、血尿が酷く…。
金曜はイスラムの休日なので土曜日にもう一回病院へ。
同じ空軍TAXIを呼び病院へ行ってくれと。しかし運ちゃん、何故か違う病院へ連れて行く。尿検査の結果をとりにいかないでいいのか?と。
どうやら、この運ちゃん、先に取って来てくれたのではないか説。気が利くやつである。新しい病院は街一番の大病院。午前11時に行き、へんな医者の診察。後にこいつは眼科医だったのではないか?と言う疑惑が浮上する。
同病院でエコーとレントゲンを撮ることになったが、何故か午後三時まで待てと。待つのが大嫌いな空軍運ちゃんは筆者は他の病院へ連れて行く。この移動が結構辛かったが、行った先も同じ様な感じで結局戻る。
3時まで勝手に急患用のベッドで寝てたが、誰にも文句を言われなかった。
エコーとレントゲン。エコー技師は日本語が喋れた。右と左だけ。しかも左右の意味が逆。
「YOU HAVE MANY STONES HAHAHA!」これがエコーの成果。イラン人の医療関係者は患者の不幸を笑い飛ばす傾向がある。
次にレントゲン。これまた適当な姉ちゃんが適当にガチャコン!と一発で撮影。造影剤も何もなしで、うっかり人工物が移りこんでる始末だが、まあ、異常ないようである・・・・怪しい。
さて、ちゃんとした医者に検査結果を見せて診断してもらおうとなり、その大病院には「ちゃんとした医者」はいないらしく、他に。
自分で自分のレントゲンとエコーレポートを持って、まともな医者のいる病院へ。しかし今日は他へ出向中だとか。出向中の病院を突き止めそこのいGO。
この間に何度か嘔吐しているのは敢えて書かないでおこう。
まともな医者は「腎臓結石だね〜ハッハッハ!ション便真っ赤でしょ?ニッポンかえれば〜?」と一瞬で診断終了。
保険に使うから診察所くれと言ったらあっさりくれた。
しかし肝心な診察費とかの部分が空欄だった(後日判明)
さてはてどうなる190cm!
by 190cm | Comments(9) | TrackBack(0) | Category [駄文]
Comments
え、ええぇえぇ、普通にやばそうなんだけど、「さてはてどうなる190cm!」じゃ、ねーよ。なんとういうか、くれぐれも体を大事にしてくれ。
私の恩師が腎結石経験者ですが、のたうち回るほど痛いと聞いております。直ったあとでも癖になるそうで、とりあえずお茶(なければ水)をよくのむ様にして、(牛乳はカルシウムの過剰摂取になるので駄目)過ごす必要があるとか言ってました。たぶん、熱い国で水分が慢性的に不足しているのではと思いますが、まじで体は大事にしてくださいね。
by kyojin at 2006年09月24日 23:58
お大事に…死ぬなYO
by PANNA at 2006年09月25日 12:25
日本のサーバに繋がりにくいかもですから、ご参考になれば
1.腎臓結石の症状
膀胱に結石があると、下腹部に痛みが生じることがあります。尿管や腎盂など尿が流れる管が結石でふさがれると、背中の痛みや腎疝痛が生じます。腎疝痛は、激しい痛みが間欠的にわき腹や腰、下腹部にかけて生じ、腹部からしばしば陰部や太ももの内側まで広がるのが特徴です。
このほか、吐き気と嘔吐、腹部膨満、悪寒、発熱、血尿などの症状もみられます。頻繁に尿意があり、特に結石が膀胱を通るときに顕著になります。
by page1 at 2006年09月25日 19:32
2.治療
尿管の最上部や腎盂にある直径約1センチメートル以下の結石は、体の外から衝撃波を結石にあてることで粉砕できます。この方法を体外衝撃波結石破砕術(ESWL)といいます。結石の破片は尿とともに流れ出ます。このほか、皮膚を小さく切開して鉗子(かんし)で結石を取り出す経皮的腎切石術や、砕石用の探針を使って結石を砕く方法もあります。
音波を利用して結石を除去
腎臓結石の中には、衝撃波と呼ばれる1種の音波で粉砕できるものがあります。この方法は体外衝撃波結石破砕術(ESWL)と呼ばれます。超音波装置かX線透視装置で結石の位置を確認した後、砕石装置を背中にあて、音波を結石に集中させて粉砕します。破砕術を受けた後は多量の水分を摂取して、結石の破片を腎臓から流し出して尿とともに排出します。術後に血尿や腹部のあざがみられることもありますが、重大な問題はほとんど起こりません。
by page1 at 2006年09月25日 19:38
言葉が通じない異国での病気に、心配です。さぞ、不安なことでしょうね。
体あっての旅ですから、食事出来なかったら点滴で栄養補給してもらってください。
尿道に結石が詰まってしまって、尿が逆流し腎臓に損傷が及んでいるとしたら早い手当が必要と思われます。
入院治療できるといいですね。
体力が回復したら英語圏の病院に転院できるといいのですが。日本に帰国できたらそれが最善策ですよ。
by page1 at 2006年09月25日 19:46
ぎゃーーー。
ルークさん、大丈夫ですか!?
腎臓結石がそんなに…。
恐ろしいほどの悶絶だったのでは??
水分摂取が一番の予防みたいですね。やっぱり。
あとは、バランスの良い食事を…と言っても、こんな旅じゃなかなか難しいですよね。
でも、健康はやっぱり食事から…ですから。
こんなことも一つのネタにしてしまうなんて…。
でも、本当にこれは、やばいと自分で判断したら、日本に一度戻るなりの対処も考えてくださいね。
うぅ…、内心ではいろいろ不安になりますよね。
by kai at 2006年09月25日 23:08
巨人さん>筆者も痛かったですね。腎臓を潰してしまったこともあるのですが、その時くらい痛かったです。
僕は乳製品をこよなく愛しているので、カルシウム摂取は避けて通れませんがw、水分を多く補給して、早く直したいと思います。
腎臓結石の痛みってのは、経験者に言わせると、「腎臓結石友の会」を作れるくらい、意思の疎通が出来るネタらしいですね。
経験者同士で痛みの記憶を共有しやすいようです。
それほど嫌な思い出って事ですが、のどもと過ぎれば、酒の肴なんすかね。
早く、のど元を過ぎてほしいもんですがw
by 190cm at 2006年09月28日 23:25
page1さん>とりあえず、日本に帰ってきました。さまざまな情報をありがとうございます。言葉の通じないイランで病院に行くという、中々エキセントリックな経験が出来ました。この経験を糧にして!!!(笑。
これにめげずに頑張ります!
by 190cm at 2006年09月28日 23:27
カイ君>カイ君!長寿読者賞をあなたに!(笑。
悶絶っすね!一番最初は言葉を喋れず、ちょこっと落ち着くまでベッドで固まってました。
水分、結構とっているつもりだったんだけどもね。つねにペットボトル持ち歩いてるしね。謎です。
何だってネタっすよ。人生ネタっす☆
私の人生でアナタに笑いを、190cm☆
by 190cm at 2006年09月28日 23:29
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