2006年10月01日:神

(ペルー リマ サンクリストバルの丘 2005年秋 カトリックの教会、元々はインカの聖地で、それをスペイン人が潰して教会にしたとか)
私は神が欲しかったかもしれない
私には神が必要だったかもしれない
旅先 多くの宗教がひしめいていた
ただどんな宗教でも人々の心に果たす役目は同じに思う
神の愛は、自己を肯定する為の婉曲手段なのではないか
信徒は聖書やコーラン、掟や戒律に忠実である限り
神というNULLオブジェクトから祝福を受けることが出来る
自己を肯定する絶対の存在 どれだけ甘味な事だろう

(ペルー・ボリビア国境 チチカカ湖 インカの聖地 太陽はパチャママと言う神の象徴だったらしい)
神の愛 それを失わないために信徒は神の掟に忠実で
その掟が社会を円滑に動かすルールなのだろう
信徒は自己を肯定する隠された手段としての神の愛に貪欲で
それを失う事、否定される事を恐れ命を賭して反抗する
ただ、しかし私はといえば神を持たず 今更待つことも出来ない
神は私を愛さない 神は私を肯定しない
(イラン エスファハーン 2006秋 イスラム教シーア派の聖地)
しかし私は
私を愛し肯定する人々を失わない限り
私は神を神としては必要としないだろう
そして私は神を崇め愛を請うことは無く
ただただ頑なに
決してその人々を裏切らず
彼等に見放されぬ一人前の大人を目指すことで
その向上心によって私は、
彼等に肯定され
その肯定によって私の魂は救われるのだろう

(インド ガンジス川 2005年冬 ヒンズー教の聖地)
それが神を持たずして生まれた者の魂の安息であり
その取り組みもまた社会を円滑にしうるのだろう
日本人が国際社会において八方美人的な振る舞いを見せるのは
きっと、皆から肯定されたいからなのではないか
臣民たる自民族を無条件に肯定し得る“天皇”を失った私達は
経済や技術の発展のみならず
他国からの評価をもってして自己を肯定する必要に迫られているのではないか
しかし、私は、それは素晴らしいことだと思う
(レバノン ベイルート 2006年夏 停戦10日後)
他者との関係性の上に成り立つ自己肯定が全く不要な方々は、平気でこういう事をする
かつて日本もしたし、今でもたくさん起きている
宗教の問題点は、つまりはそういう事なんじゃないか
*この記事には世界一周中に撮影した以外の写真が含まれます。
自宅療養中の190cmより。
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by 190cm | Comments(10) | TrackBack(0) | Category [駄文]
Comments
ミスター。。帰国したんかい。。。
びっくりしたよ!!
保険入ってたんかい?保険あれば飛行機代出て帰れるはず!!
それにしても世界一周者の予定外の帰国者、かなり多いなぁ。。ほかにも何人もネット上でそういうことになっている人の話を聞いたよ。。。
まぁ復帰できるってことなので期待してるぜ!!
俺も入院して帰国しなきゃいけなくなりそうになったことが最近あるのでかなり同情するよ!!
それにしても写真、かわらずすごいなぁ〜〜
復活に向けて頑張ってくれ!!
by MASAKI at 2006年10月01日 10:56
初カキコします。2ヶ月前ぺトラのホテルで一緒に花火を見たものです。先日帰国しました。
腎臓結石残念ですね。早く治して世界一周完結できること祈ってます。楽しみにしてます。
by fna at 2006年10月01日 17:49
お大事にね。一刻も早く世界に戻る事を期待してます。
これからのルート。パキスタンのカラッシュバレーに触れる前に世界から離れるのは惜しすぎます。僕の見た、一番の桃源郷がそこでした。
by taku nakayama at 2006年10月02日 22:59
masakiさん>お久しぶりです!世界一周、やはりハードル高めですかね。
一年間、慣れない土地で体をもたせると言うのは想像以上に困難なようですね。
健康は無条件で与えられているものだと言う暗黙の前提で生きていましたが、今回の一件で、健康は積極的に維持するものだと痛感しました。
masakiさんも体に気をつけて旅を続けてください。
保険会社にはプッシュしまくります。
Fnaさん>
お久しぶりです。現在収監中の連続強姦魔がオーナーだった事で有名な安宿「バレンタイン・イン」で食べた夕食は野菜ばかりでしたね(笑。
あの花火うるさかったですねw
もう二ヶ月前なんですね。早いものです。
早く直して復帰したいと思います。
フナさんも社会人になっても旅心を忘れずに!(笑。
またどこかで会いましょう☆
by 190cm at 2006年10月03日 07:30
保険会社も最近渋って審査が長引くようになってるらしいで気をつけてくれ。。
俺はスリナムでの事件の保険がようやく今になっておりたよ。。 長かった。。。
俺も気をつけます。
復帰を待ち望むぜ!!
by MASAKI at 2006年10月04日 08:59
masakiさん>日本の保険会社は最近膨大な量の保険金不払いが発覚して大問題、業務改善命令とかバンバン出てるようです。
どうしようもないですね、この業界。
困った時の保険なのに、保険金だけ貰い逃げしたいんでしょう。
僕が最初に電話したパリセンターの馬鹿な電話応対員は、踏み倒す気満々で、現地で貰わなくてはいけない診察書とか領収書の案内は帰国してから詳しくお話しますとか言って、教えようとしないんですよw
一時帰国費用や復帰費用もそんなものは出ないと契約書と違うこと言ってましたし。
日本で問い合わせしなおしたら、出るとの事でしたが、腐ってますね。
by 190cm at 2006年10月04日 09:43
先ほど、シリアあたりの書き込みに
調子こいて書き込んでしまった「はいじ」と申します。
じっくり写真を見ていて
「すごい写真じゃない・・・?」と不安になり
ざーっとブログ全体を眺めさせていただきました。
すみません、先ほどのコメントは失礼でした。
気付いたら私、190cmさまのファンです。
特に「神」に関する文章は
私の中にあったうまく言葉に出来なかった部分を
的確に表現されていて脱帽です。
宗教を、というか信仰を持つ人の幸福感を
幾分かうらやましいと思いつつも
違和感をもってたこと、
自分が何かに寄りかからずに来たことは
「このためだったのだ」と思うことが出来ました。
ありがとうございます。
早く体調が回復されることを願っています。
もし、機会があればお会いできれば幸いに存じます。
by はいじ at 2006年10月04日 18:12
はいじさん>
体調はあらかた回復しました☆有難う御座います。
コメントにはどこにも失礼だなんて所は無かったですよ!
ファンになっていただけたのは嬉しいですが(^^)
“神”に関しての記述は、もう一年くらい考えていた事をやっと文章化したようなものです。
信仰を持っていないので、何か第六感のようなものがかけている気もしていたのですが、逆に、無いからこそ感じる、気遣っているものってのも、あるんじゃないかと思うようになりました。
もちろん、信仰もありつつ、人の目も気にしつつって言う人が大多数なんでしょうけれどもね。
グレーゾーンといいますか。
どこかでお会いできたら楽しいですね!
でも、僕はもうシリアに行く予定は暫く無いです・・・。
by 190cm at 2006年10月05日 00:28
Hallo,
I am a Roman Catholic person and a japanese.
My Holy name is Clare,und,,,,
貴方は文章も,響きますね.
Nakatogawa
by Clare at 2006年10月08日 22:42
なかとがわさん>どもですー。書き込み有難うございます。
LUKEなんていう紛らわしいミドルネームですけど、僕はクリスチャンじゃないですよぅ。
これはルカじゃなくてルークと読みます。由来は…スターウォーズの主人公です。親父がファンなんすよ。
またきてくださいねー。
by 190cm at 2006年10月12日 04:06
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