標高190センチメートル

190cmの世界一周旅行記、写真10万枚、ブックレビュー、コラム等等。生き様赤裸々。

 

インド!

190cmです。ガンジスの聖地ヴァラナシにいます。
200_11_21_ガンジス昼寝
 ここは時の流れが停滞しているかのようです。実際誰も時間守りません。


200_11_21_狭い道
 車が通れる道は極めて少なく、直線の道も皆無に等しいです。さらに5m置きに牛糞が落ちていたり、掃溜めがあり蝿が元気です。犬の死骸なんかもたまにあります。そう遠くない昔は人間の死体もあったとか。



200_11_21_牛とスクーター
 極々当たり前の光景として野良牛が闊歩しています。ヒンズー教徒は牛をぶったり蹴ったりしつつも神聖としているのでこんな現象が起きます。
 イスラム教徒地区に迷い込んだ牛は天に召されるそうです。今晩のおかずに。
 韓国で野犬がいないのも同じ理由だとか。バラナシで偶然再会したジョンが言ってました。


200_11_21_立派なお屋敷
 ガンジス川の岸には立派な建物が多いです。これは昔の王族や金持ちが建てたんだそうです。3000年の歴史がある街ですが、度々イスラム教徒に徹底的に灰燼にされているので、現在残っているのは18世紀頃のものが多いんだとか。


200_11_21_造船
 いやぁ、船作ってますね。ガンジス川にはボートが多いです。鰐なんかも住んでるそうです。落ちないように気をつけて。



2006_11_21_火葬ガート
 これが噂の火葬場です。ここで火葬され灰をガンジスに流された使者は輪廻の輪から解脱できるんだとか。
 でも子供、妊婦等は死体をそのまま放り込みます。ちなみに撮影禁止です。近くで撮ろうものなら半殺しでしょうね。

 実際は抜け穴だらけなんですが。金で解決します。



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聖地の人々

2006_11_21_ガンジスで泳ぐ
 日本人が入ろうものなら高確率で赤痢、チフスにかかるガンジス川。インド人はみんな泳いでます。
 この河には下水垂れ流し、死体遺棄、ゴミ投棄が公然となされています。


2006_11_21_船そばの少女
 貴方には入れるかしらん?

 190cmは二度ここに来ましたが、一度も入りません。今度遊びで来れたら入ってもいいですね。抗生剤飲んでから。
 女性は入っても大丈夫だったという話を割りと聞きます。男より頑丈なんですね。免疫系が。


2006_11_21_物乞い姉妹
 インドに限りませんが、インドには特にプロフェッショナルの物乞いがいます。その子供もやはりプロです。お菓子なんかじゃ誤魔化されません。一時間くらい平気でくっついてきます。小銭でも許してくれません。ヒンディの物乞いは宗教上の意識から「貰ってやる」と思っているので、小銭は突き返されます。いやはや、カースト制度って怖いですね。

2006_11_21_物乞い姉
 物乞いの子供達は母親からの命令で動いてます。写真を撮りたがる外国人向けに普通の子供達より着飾っている事が多く、素敵な笑顔で笑ってくれます。モデルみたいな意識もあるようです。その代わり撮ろうものならお金を払うまで離れません。

 そのうち見分けが付くようになります。
 プロの撮られ屋と化しているのでこちらの要求を察して逆光にならない位置取りとか、名所の前に立つとか、率先してやってくれたりします。民族衣装を着こなしている場合も多いです。器量良しが多いです。何故か大抵女の子です。男の子は他の仕事してるんでしょうか。

 写真集や特に雑誌なんかを読んでいると、この写ってる子は物乞いだろうな、写り屋だろうな、と思う事があります。190cmの写真にもたまに出演しています。

 彼等彼女等は外国人のイメージしている「ステレオタイプな土地の雰囲気」を演出しているわけです。有料で。ペルーなんかは露骨な人が多かったです。その土地の人間の80%がジーパン履いてて、仕事にならないと言う場合、物乞いが登場します。

 旅行雑誌やパンフレット等、短期間低予算の仕事の場合出現率が上がるのではないでしょうか?それなりの写真家の作品としての写真集の場合、人が行かないような奥地まで行ったり、観光地でもステレオタイプに拘らないので、プロ化した写り屋はいないと思います(物乞いはいるが)。
 タレントの旅行記や一般人の旅行記なんかには、本人が気付いてないだけで、それは写り屋だよね?物乞いだよね?と言うのも見かけます。ストリートチルドレンとかはそれで食ってる場合もあるのでいんですけどもね。

 舞台裏暴露話でした。

 しかし、民族衣装を着ていて、フォトジェニックで、素晴らしい写りだからと言って、必ずしも写り屋だとは限らないです。
 土地によって随分違いますし、物乞いと普通の子供に明確な線引きは出来ません。普通の子も物乞い化しますから。写り屋は割りと線引きできます。準備して待ってるので。

2006_11_21_ブランコ少女
 即席ブランコで遊んでます。和やかですね。普通の子供の反応としては、レンズに急接近してくるので、アップになり過ぎていたり、動きが早すぎてぶれていたり、硬直した気をつけの姿勢だったり、こちらに気付いていなかったりです。
 勿論、普通の子供でも良い写真を撮らせてもらえる場合もあります。確率の問題です。


2006_11_21_脱衣少女
 ガンジス河に入りましょうね〜。
男はみなフンドシです。子供は男女すっぽんぽん。女性はサリーとか来たままザパーンと沐浴します。インドは直ぐ乾きますしね。

2006_11_21_絵描き
 ガンジス川では沐浴、祈り、洗濯、葬式、食事、脱糞、デート、観光と色々な事をそれぞれが勝手にやってます。絵を描いている人も居ました。


2006_11_21_顔を拭く少年
 いい湯だな〜。

2006_11_21_美女三姉妹
 美人三姉妹。



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旅の浅知恵 ヴァラナシ編 特大号

インド行きたいと言う友人が多いので、気合入れて書いてみます。
インドに来てヴァラナシに来ない人はいないでしょうしね。


・治安
 ここは外国のガイドブックに「毎月外国人が行方不明になる街」として紹介されるような街です。3000年の歴史を誇るこの街ですが、その間に人間の汚いものが鬱積してしまったのかも知れません。
 そういうわけでチキンハート190cmは日が沈んだら外出しません。

・ボートに1人で乗らない。
 特に女性。肉体的、物理的に有利な状態で乗っていないと何されるかわかりません。ありがちなのはボート料の値上げですが、色々黒い話は聞きます。ボートが岸から離れれば人質状態になる事を肝に銘じましょう。
 タクシーも出来れば1人で乗らないようにしましょう。自転車タクシーなんかは飛び降りが出来るのでまだましですね。交通事故に気をつけて。

・ガンジス川の対岸に行かない。
 対岸は雨季に水没する事、ヒンズーの教えで不浄の地とされている事から人が住んでません。対岸の方が水が綺麗なので沐浴に連れて行ってやると言うボートも多いのですが、辞めましょう。
 対岸にいる犬は狂犬病に罹っている可能性が高く、また、人間の腐乱死体が転がっていて伝染病の巣窟だそうです。

・ガンジス川で泳がない。
 意外に流れが速く深いそうです。昔日本人の大学生2人が対岸まで泳ごうとして流され行方不明になったとか。雨季ですけどね。

・ガンジス川に入らない
 重くてでかい世界の一流ガイドブック「ロンリープラネット」によるとガンジス河の水1L中に大腸菌やチフス菌、赤痢菌、バクテリアがそれぞれ云百万匹いるから、絶対入るな、との事です。実際街の下水はガンジス川に垂れ流しです。入った人の多くは赤痢にかかります。足を漬けるだけでも危ないそうです。河全体が周辺住民のトレイになっている様は行けば解ります。

 日本の間違いだらけの某大手ガイドブックには「是非沐浴しよう」とか書いてありますけどね。無視です。

・話しかけてくるインド人は徹底的に無視・拒絶する
 インド人は英語が出来ます。英国の植民地だった事もあり大抵喋れます。さらに日本語を喋れる人間もたまにいます。
 しかし、気を許すと睡眠薬入りのコーヒーなんかをご馳走してくれるようなので無視しましょう。しつこいですし疲れますが殴るのはよしましょう。殺されかねません。
 ヴァラナシでは睡眠薬で眠らせた後よくガンジス川に放り込むとかでまず死にます。
 信用させる為に仲間に襲わせて、助けに入る、なんて一芝居うったり、なんでもやるのがインド人です。何日かかけて信用させる手口もあるので、気をつけて。

・マリファナとかやらない。
 タバコより害が少ないらしいマリファナ・ハシシですが、インドで売ってるようなのは混ぜ物沢山で、とっても有毒な事が多いそうです。さらに売人が警察とグルだったりして逮捕され法外な罰金をとられたりするとか。逮捕、収監となると自殺者続出の過酷なインドの刑務所にぶち込まれます。極刑もあるのであしからず。


・宿を選ぶ
 夜な夜なマリファナパーティーをしている宿があります。ヴァラナシはカトマンズ、ゴアに並ぶ南アジア3大マリファナ聖地と言われる、吸いに来る人が多い街です。
 ドミトリー(大部屋)に泊まる予定の人は隣のベッドで吸われたりするので気をつけましょう。臭いが残っていると成田空港の麻薬犬に摘発され別室にご招待です。インド便はチェック厳しいのでそのつもりで。

 ちなみに以前はドラッグ厳禁でチェックインの際に人相チェックして、吸いそうな人は泊まらせない制度すらあったヴァラナシの有名日本人宿、久美○ハウスですが、今回行ってみたら「経営が成り立たない」との理由で、今は野放しになっていました。そういう街なんですね。実際吸ってる人も沢山いました。
長渕剛というドラッグで捕まったシンガーが最初にドラッグを覚えた宿は久美○ハウスだそうです。

 しかし、宿の人は関知しないと言うだけで、薦めたりは決してしません。むしろ肝っ玉母さんが面倒見てくれるし、アドバイスもしてくれるので、依然として良い宿だとは思います。宿泊者のモラルの問題ですね。吸うなら屋上か外に行けと。

ちなみに遠藤周作の「深い河」に出てくる日本人宿です。30年の歴史を誇ります。


・ジャンキーに近付かない
 ダウナー系のマリファナやハシシで気持ちよくなっているジャンキーは概して無害です。アルコールの方が暴れやすいくらいです。が、中にはテンション上がりまくって、はしゃぎまくる人もいます。眼がいっちゃってる人は突然襲ってきたり色々面倒なので近付かないようにしましょう。眼を合わせず、襲われたら周りの人に助けを請いましょう。殴っても痛くないので、羽交い絞めにするか逃げるかしかありません。
 ヴァラナシでラリッテル人はマリファナやハシシ以外のもっと強烈なドラッグをやっている可能性もあるので、変な人がいたら避けましょう。

 ジャンキーはヴァラナシにくれば見分けられるようになります。勿論インド人にもジャンキーはいるので要注意です。ラリッた客引きとかは本当に面倒です。

・夜中出歩かない
 ヴァラナシ、来れば夜中に出歩こうなんてまず思わないと思います。出歩く場合はグループになって行きましょう。ちなみに昼間でも道に迷うと思います。お気をつけて。

・長期滞在の日本人にも気を付けましょう
 特に大学生バックパッカーの方。夏休み、冬休み、春休みと学生シーズンになると、お洒落で小奇麗な格好でiPODとかをぶら下げた脇の甘い、危なっかしい大学生が大枚もってやってきて、割りとお粗末な事をして帰って行く事を長期旅行者は知っています(かつての自分の場合も多いですしね)。
 大抵の長期旅行者はそんな大学生の生態を酒の肴にしつつも、見かければむしろ助けてくれたり、アドバイスをくれたり、微笑ましく気にかけてくれるのですが、中には巻き上げようと思っている人もいます。ドラッグを買う金が無くなったりすると何でもするのがジャンキーです。タバコ感覚でマリファナを薦めてくる人なんかも普通に居ます。

 インドやトルコ、エジプトなんかは特に多いらしいですが、日本人による日本人への詐欺事件があるので気をつけて。
 特にトルコは大学生の中でも抜けまくってる類の女子大生がひょっこり遊びに来る国として名を馳せてます。女性誌の宣伝の影響らしいです。インドにくる程の気合はいりませんからね。それでトラブルに遭い、大使館に駆け込む。在トルコ日本大使館の人が非常に冷たいのはそのせいなのでは…。

 詐欺じゃないですけど、客引きのバイトを現地でやってる長期滞在者は割かし多いです。いい場合もあれば、割高にされる場合、鴨にされる場合もあるので、時々の判断ですね。


・狂犬病の恐怖
 インドは狂犬病で死ぬ人が沢山います。世界の狂犬病死亡者の多くはインド人じゃないでしょうか?予防接種をしてくるといいと思います。高いんですが。
 あとは動物に近寄らない。犬以外でもです。噛まれたら直ぐに病院へ。噛まれた後も複数回予防接種すれば助かる可能性もあります。

 ちばみに発病しますと死亡率100%です。急性脳炎になり狂って死にます。

 インドを歩く場合、動物に近寄らないと言うのが不可能だと気付くと思いますけどね。予防接種した人も、噛まれたら追加摂取をした方が良いので病院へGO。

・ラッシー&ジュースの恐怖
 ラッシーとはヨーグルトドリンクです。ジュース全般に言えるんですが、その場でフルーツを絞っているジュースでも、氷が水道水だったり、水で薄めてたりします。そしてその水が汚染されている事がしばしばあります。食あたりで済む事もあれば、細菌性の何かに罹る事もあるので要注意です。
 生野菜や果物も、それを洗った水が汚染されている事があります。

 また、インド人は素手で脱糞後の肛門を拭いています。手をあまり洗わない人もいるので、左手には要注意です。おさじとか良く親指で拭ったり、食器に指突っ込んで運んできます。もはや運の世界ですが、一応気に留めておくといいかもしれません。


・在日本インド大使館
 九段下にあるインド大使館でインド人職員がビザ取りに来た日本人女性に強制猥褻したとか言う話があります。発覚する前にインドに帰国してしまい、インド政府が取り合わないため検挙できないとか。
 大使館は治外法権なんで気をつけましょう。

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今日の玉

200_11_21_魚眼
曇ってますね。ガンジスです。ちなみに、チベットから下ってくると熱くて死にそうです。捨てるつもりで持ってきた防寒具はネパールで二束三文でうっぱらいました。




今日のテクスチャー
2006_11_21_階段
 ガウディもびっくりの、決して直線の部分が無い建造物群。これは階段です。
ガウディと違うのは、直線にしようとはしつつも、なっていないってとこでしょうか。



今日の萌 in the world
2006_11_21_モナー
 インドの日本食屋(名ばかり)に張ってあったシールです。



今日の撮影枚数1506枚
10万枚まであと39585枚

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by 190cm | Comments(3) | Category [亜細亜]



Comments

今回の旅の浅知恵は、本当に特大号ですね・・・。
インドは危険がいっぱいで行きたくない・・・。って行かないけど(笑)
ちなみに某マリオはインド行きたいよーって言ってました。

4万枚切りましたね!ヤッター☆

by えりんぎ at 2006年11月22日 23:03

はじめまして
インドには一度も行ったことがないので
興味深く読ませていただいています
いつか行けたらとも思っています
ちょっと夢のような話ですが・・現在のわたしには・・

旅なれた旅行者でも被害にあう国ですから
くれぐれも気をつけて旅行を続けてくださいね


by あかかげ at 2006年11月23日 13:48

えりんぎ>まあ、若干脅し入ってるくらいの書き方だけどね。
ちょっと脅されたくらいで行くの辞めちゃう人は行かないほうが良い。

昔の個人旅行者は殆どトラブルに会わなかったんだって。今ほど観光インフラ整ってないのに。

今は観光が楽で便利で日本人が豊かになった反面、何の気なしにやってきて、トラブルに遭う人が多いそうだよ。

あかかげさん>はじめまして。
インドはまだまだインドのままで半世紀くらいこのまんまだと思います。
一部IT先進国!みたいな事言われてますが、ほんの一部です。まだまだ牛が道路歩いてます。

来れるときに準備を整えて来られれば良いかと存じます。

by 190cm at 2006年11月26日 15:26

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