標高190センチメートル

190cmの世界一周旅行記、写真10万枚、ブックレビュー、コラム等等。生き様赤裸々。

 

アンコール・トム

 こんにちは、190cmです。アンコールワットの近郊の町シュムリアップに滞在中、アンコール・トムと言う遺跡にも行きました。
 知名度ではアンコール・ワットの方が上ですが、規模ではアンコール・トムの方が大きいです。

2006_12_15_バイヨン
 と言うのも、アンコール・トムは複数の遺跡からなる大きなフィールドな総称なのに対し、アンコール・ワットは寺院遺跡一つだからです。

 この写真はバイヨン寺院と言うアンコール・トムを構成する遺跡群の中最大の見所です。トムと言えば、バイヨンくらいかもしれません。でもこの遺跡単体ではアンコール・ワットの規模には及びません。

2006_12_15_トム巨大仏面
 アンコール・ワットとバイヨン寺院は同じクメール文明の割りと近い時期に建造された寺院ですが、コンセプトが全く違うそうです。
 素人目にも違いが簡単に解るのですが、一番解りやすいのは、バイヨン人には巨大な仏面を四面に備えた塔が乱立しているところでしょうか。

2006_12_15_積み木
 もう一つ、これは建造時の問題ではないのですが、大きな違いとして、バイヨン寺院は建物が全体的に子供の積み木遊びのような状態になっている部分でしょうか。

 これは建造物のかなりの部分がカンボジアの旧政権ポル・ポトによって破壊されたのを、資料も何も無い状態から修復しているからかと思われます。

2006_12_15_東大
 ちょうど、東京大学の調査隊がバルーンに何か機材を積んでバイヨン寺院の空から何かしてました。今までも中東で国士舘大学の調査隊の方や、関西の何処かの大学の調査の方に逢ったりしましたが、日本の大学は海外の遺跡調査で大活躍ですね。
 エジプトの遺跡もかなり早稲田隊が活躍してますしね。

 いやはあ、日本の最高学府さん達、頑張ってください。

 それにしても、東大の調査隊の方々、現地人を多数雇用しているようでしたが、ストレス溜まるだろうなぁ、と遠目から見てました。

 考古学、永遠のロマンですねぇ。



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パプーオン

2006_12_15_パプーオン
 これはバイヨンの隣にあるパプーオン寺院です。名前は隠し子と言う意味らしく、昔シャム(タイ)の王子を預かったカンボジア王室が、何を考えたかそれを殺してしまい、当然報復で戦争になりました。そこでカンボジアは自分の王子を殺されないように匿った寺院だそうです。

2006_12_15_パプーオン
 補修の真っ最中でした。
 カンボジアの苦難の歴史の証人でもあります。破壊された遺跡は。


2006_12_15_散乱した石
 破壊され放置され、修復しようにも何処のパーツか解らない石の塊が多くの遺跡の周りにおいてありました。一応番号が振られていたりします。巨大なパズルみたいですね。
 修復の際には新しくコンクリート等で積みなおしている部分もあります。


2006_12_15_パプーオン逆光
 かつてはアンコール・トム内で一番高い寺院だったようですが、今はバイヨンの方が高いです。


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王宮、他

2006_12_15_脇の門
 パプーオン寺院から崩れかけの門をくぐります。王宮がある空間に出ます。

2006_12_15_王宮
 王宮の遺跡です。全盛期、アンコール朝はインドシナ半島の大部分を勢力下においたほどだったようです。

 つわものどもが夢のあと。寺院を作りすぎて国力が衰退したと言う説もあります。

2006_12_15_自転車
 今では王宮の周りで子供が自転車のりまわしてます。

2006_12_15_像のテラス
 王宮の正面入り口にあたる場所には象のテラスと呼ばれるものがあります。
縁の下の力持ちがここにもいました。


2006_12_15_像のテラス
 その名の通り、象の彫刻が沢山ありました。

2006_12_15_王宮への門
 筆者はパプーオン寺院から入っていきましたが、本来は像のテラスからこの門をくぐると王宮です。

2006_12_15_モデル少女
 門のところに少女がいました。

 これはポーズをとっている写真です。モデル料稼いでますねぇ。

2006_12_15_モデル少女素
 何処で覚えたのか、モデルっぽい、噴出しそうなポーズを次々と頼んでいないのに連発してくれました。
 そしてもう撮らないよー、と見せかけて素顔を激写してみました。


2006_12_15_木の生えた遺跡
 これは木が遺跡から生えている様子です。自然の力は偉大です。
MAYA遺跡なんかは既に木に埋もれるどころか山と化したピラミッドが多数存在するようです。自然は偉大ですね。


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今日の玉
バイヨン寺院の空です。
2006_12_15_魚眼
最盛期の12世紀に作られ、アユタヤ朝に落とされ、クメール・ルージュの軍事拠点にされ、挙句破壊されと、カンボジアの歴史です。




今日のテクスチャー
2006_12_15_仏像テクスチャー
おびただしい数の仏像が彫られている王のテラスの壁です。
パズルの用に暗中模索して修復されましたが、明らかに合致していない部分もあったりします。



今日の萌 in the world
2006_12_15_ブランコ少年
 カンボジア、まだまだ郊外は地雷が残り山賊が出るらしいですが、それでも平和は取り戻されつつあります。



今日の撮影枚数枚 アンコールワットの記事に合計して書いてあります。



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 遺跡をぶっ壊したのはポル・ポト率いるクメール・ルージュと言う共産主義勢力です。(高く外国人に売れるという事で地元民が盗んでる場合もあるようですが)

 アンコール朝は8世紀〜14世紀が全盛期で、その後は衰退、18世紀にはタイとベトナムの二重属国に成り下がりました。

 その後フランスの植民地を経て王制として独立するも右派がクーデターを起こし政権奪取。国王は左派と組んで内戦へ。この左派と言うのがクメール・ルージュです。
 左派が勝利し、クメール・ルージュ政権が樹立。この政権は謎に包まれているらしいですが、後に判明した結果として自国民、特に知識層、職能・芸能を持つ農民以外の国民の大虐殺を行い、宗教を禁止、寺院や遺跡を徹底的に破壊しました。
 カンボジアは文化、都市インフラ、技術、伝統、信仰、民度、教育、全てを破壊されつくされました。

 その後ベトナム軍に支援された反対勢力によりカンボジアはまた内戦。クメール・ルージュは敗走し、以後反政府勢力としてタイ国境付近に最近まで潜んでいました。

 今でもクメール・ルージュとは別らしいですが、反政府勢力は依然として存在し、主要都市以外、特にタイ国境付近は危ないらしいです。

 また、最近まで内戦していた国のご多聞に漏れず、銃器が反乱している為、重犯罪が非常に多い状態となっています。


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by 190cm | Comments(7) | Category [亜細亜]



Comments

はじめまして★いつも楽しく拝見させていただいてます。写真が素敵なので、いつもじーっと見入っちゃいます♪
私も先日カンボジアに行ったので、懐かしい感じがしました♪次の記事も楽しみにしていますね♪

by マイコ at 2006年12月17日 18:10

ミスター!おひさしぶり!

復活を遂げたと思ったら勢い加速だね〜

相変わらずの写真の質と文章のインテリぶりにびびってます。

俺も新しいカメラをようやくGETしたので参考にさせてもらいつつカメラマンワークも頑張るわ!!

いい刺激をありがとう!

by MASAKI at 2006年12月20日 13:58

マイコさん>書き込み有難う御座います!
写真素敵ですか、嬉しいです(T_T)
次の記事までちょっと間があいてしまっていますが、ご期待くださいませ!

by 190cm at 2006年12月21日 03:56

MASAKIさん>ども、お久しぶりです!
加速し過ぎて失速しました(爆
でも、またアクセル踏み込んでぶっこんで行きます!

お褒めの言葉を燃料に☆

こちらこそ、燃料補給有難う御座います!

by 190cm at 2006年12月21日 04:02

いや〜 それにしてもすごいわ。

俺ら二人ともどう考えても旅をやめざるを得ないでかい事件を乗り越えてそのまま旅をしているわけだ。

脱落した人もたくさんネット上から見てきたがやはり復活するほどの意気込みを感じるね

燃料満タンで!!

by MASAKI at 2006年12月21日 07:38

190cmさんの高校同級生英一の父親です。長男、長女が見ているこのブログを時々見ています。今回は小生が1996年−2001年の4年半駐在していたベトナムに突入との報告を長男から聞き投稿させて頂きました。小生も仕事で40ヶ国位訪問、滞在しましたが、貴兄の素晴らしい映像記録とコメントを楽しませて頂いています。今後も健康に留意され初期の目標を達成されることを祈念申し上げます。深謝

by 胡間建二 at 2006年12月29日 11:48

MASAKIさん>おいでやすです。masakiさんもエイに刺されて入院したり色々怪我してるんですよね。
いやはや、怪我くらいじゃやめられませんね!

燃料満タンです!

胡間建二さん>書き込み有難う御座います。フエでちょうど十年前にベトナムをバックパッカーしていたと言う旅行者に出会いました。
10年前は英語も通じずどうしようもなく疲れる国だったが、今は随分改善され、治安も良くなり、ハッピーだと言ってました。
その10年前に4年間も住んでいたんですね。

私は基本的に通り過ぎる程度の滞在期間で周っているので、長期間滞在するともっと色々見えるものもあるのだろうなぁ、と感じております。
通り過ぎがてら撮影して言いたい放題かいているBLOGですが、見守っていただければ幸いです。

by 190cm at 2006年12月31日 23:18

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