標高190センチメートル

190cmの世界一周旅行記、写真10万枚、ブックレビュー、コラム等等。生き様赤裸々。

 

 割と普通の大学生活を送っているので、旅BLOGである標高190cmを更新するネタも無く、滞ってしまったので、190cmがリアルタイムで今考えたり感じたりしている事を徒然と書く事にしました。

 日常も新たな知と出会う果てしない旅なのだ!

 190cmは割と結構オタクなので、マニアックな話題を書くかも知れませんが、国内でこんな電波な事ばっかり考えてる奴が世界一周してたのか!と楽しんでくだされば幸いです☆

 間違っている事書いてたり、思い込んでいたりしたら指摘してくださると、BLOGで公開した甲斐があるってものなので、是非是非。


 
 最近興味があるのがセカンドライフです。

 米国のリンデンラボ社が運営する仮想3D空間サービスとでもいいましょうか。詳細はこちらをどぞ。


 190cmの旅行中に日本でも話題になったようですね。最近セカンドライフ内で電通が島を13個買ったとかなんとか。13島分の初期投資は約260万円、固定資産税代わりの維持費は月に約46万かかるそうです。個人じゃ難しいですが、企業としてはそんなに大きな投資じゃないですね。

 しかし、土地を買ったら開発しないと意味がありません。スーパーゲームクリエーター水口哲也氏を起用し、【バーチャル東京】を年内に建造する予定。

 セカンドライフ内では既に日本人参加者もいて、日本人町も発生していたり、TOYOTA等が仮想空間用に仮想の車を販売しているので、このまま、セカンドライフ内に日本型3D仮想空間コミニティを確立しようと言う試みでしょう。
 リンデンラボ社と電通は仲もよろしいようなので、そのまま日本に導入する気でしょう。


 さて、面白いのが、これに対抗するサービスが現れている事。
日本型3D仮想空間コミニティの制作を産経新聞やSBIホールディングスが表明


産経新聞やSBIはリンデンラボ社のシステムによらず、独自路線を行く様です。

産経新聞のサービスはmeet-meと言う名前。
電通と同じく、「東京をバーチャルに再現」する予定で、109等のランドマークも忠実に再現すると謳っている点で、「再現」のニュアンスが電通よりもより忠実に実世界を反映する事を指しているようです。
電通はセカンドライフの根幹システムまでは手を出せないはずなので、セカンドライフの仕様上の制約を越えてリアリティを追求できない点で、産経はセカンドライフとの差別化を狙うつもりですね。
(セカンドライフ内には東京タワーが公式に存在するが、雲の上に届く似非リアリティクオリティで、周囲の環境も現実とは異なり閑散としている。)

産経のこのサービスの売りは「治安・統制強化」にもあるようで、未成年者にとって有害な情報等が目に入らないように、公共秩序に反した要素を徹底して排除する方針らしい。
流石、保守派産経新聞と思うところだが、セカンドライフ内で発生している事件の話を聞くと、結構魅力的に聞こえる。
特に子供にやらせる場合なんかは、気に掛かるポイントである。

というのも、これは、電通が建造中のバーチャル東京があるセカンドライフ内では性関連事件に代表される有害情報的事件が起きるので、そこで差別化を狙い、ニーズを引き出そうという狙いと思う。
(セカンドライフ内でも、保安員が監視している地域等があり、闇雲に危ない地域に行かなければトラブルは避けられる。現実世界と同じ。危ない場所には近付かないに限る。バーチャル東京では治安維持も取り組まれるだろう。)

セカンドライフ事件簿
レイプ事件
テロ事件
*日本の民主党代議士鈴木かん氏もセカンドライフ内に事務所を建造し、追従する議員もいるかも知れないので、日本でも起き得る。
児童ポルノ違反

通り魔事件や暴行事件も度々起きてると言う。
*セカンドライフ内では銃器の所持が出来る場合がある。
またオンラインカジノもある。

産経のmeet-meでは、ゲーム会社フロムソフトウェアを起用している。アーマードコアと言うリアルなロボット戦闘ゲームを製作した会社なので、リアリティに期待できそう。


3つ目のサービス、SBIホールディングスのものはゲーム会社ではなく、アニメ制作会社を起用している。スタジオ4℃だ。となりのトトロや魔女の宅急便のラインプロデューサーだった人がやってる会社で、その筋ではかなり有名な精鋭クリエーター集団らしい。
こちらは「東京0区」と言う仮想都市を制作する予定。

SBIホールディングスは元々ソフトバンク系列の金融会社だったみたいですが、現在は完全に独立。



日本型仮想3D空間のプラットフォームの座を巡る競争が激化しそうな予感ですね!

広告会社の電通
新聞社の産経
金融会社のSBI

それぞれ仮想3D空間の基幹コンセプトにそれぞれの業務が反映されているのが面白いですね。
電通は仮想空間を企業の広告の場・マーケティングの場として展開する意図が見えます。
産経は「仮想空間で起きた事件を取材したりもしたい」と、新聞社らしい事も言ってます。
SBIは「ニューヨークのような、仮想世界の金融の中心都市にしたい」と言う。

それぞれの街のデザインもどうなるか楽しみ。

電通ではセガラリーチャンピオンシップの水口氏。

産経ではアーマードコアのフロムソフトウェア。

SBIではアニマトリックスのスタジオ4℃。



アメリカで大ヒットしたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を日本に最初に導入したのはGREEですが、今ではMIXIに完敗してます。

 GUIでは先発だったMACもWINDOWSにシェアで負け、性能では勝っていたベータもVHSに駆逐されました。

 この日本版仮想3D空間プラットフォーム争奪戦も、今後の期待が大きいだけに、白熱しそうですね。
 どこかが一人勝ちして後は潰れると言うより、現在の全国紙のように、ある種の棲み分けや目的別に一人が3つとも使い分ける、3社拮抗の状態になる可能性も高いですね。

 まあ、個人的には、日本独自路線になる可能性を秘めた産経やSBIの新興サービスが勝利した場合、日本は仮想空間市場に置いて鎖国状況になり、現在の日本の携帯電話産業が、技術力が最高水準にある割りに、国際競争力非常に低い状況にも似た、痛い結果を招きかねないので、電通の【バーチャル東京】をちょっとプッシュでしょうか。

 日本は経済規模が世界2位で、ゆくゆく中国なんかに抜かれるとしても、何だかんだで、自国内だけを対象としたサービスでも十分採算が取れてしまうんでしょう。しかし採算が取れたとしても、企業規模は日本市場の規模で頭打ちになるので、グローバル展開する海外企業に企業規模で太刀打ち出来ず、アッサリ買収される、なんて事になりかねません。
 まあ、買収されるのが悪いのか、と言えば、一概に言えないでしょうけれど、海外企業の参入を妨害するような国内独自路線の結果、最終的に海外企業に買収されてたんじゃどうしようも無いな、と思う次第です。



 まあ、いずれのサービスも、WINDOWS VISTAがサクサク動くくらいのスペックのPCが必要なようなので、直ぐに日本に普及するとは思えませんが、そのうち、デジタル放送開始(通信と放送の融合)と絡めて、お茶の間の薄型大画面TVでWiiリモコン片手に、仮想現実を闊歩させながら家族でショッピング、なんて時代が来るかもしれませんね。


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by 190cm | Comments(3) | Category [セカンドライフ]



Comments

セカンドライフは、面白いテーマです。
勝手に第一回と呼ばせて頂くと、第一回で全体的な情勢をまとめて戴きました。

次回以降で個別のプロジェクトについて少し踏み込んで解説して頂きたいです。

またどのような展開が考えられるか、私見をお聞かせ下さい。

私は、現実社会の経験が浅い若い人々や特に学童の参加が、将来どのような新しい問題をもたらすことになるのか、70代の爺としては、いささか案じるところがあります。
しかし、この動きは止まらず良くも悪くも大きく展開していくと思います。

by Akio at 2007年06月07日 21:08

おお、連載企画化ですね!遅筆ですが頑張ります。

僕の感覚からすると、仮想社会での経験もつまるところ、現実社会での経験と言い換えられる、ON-LINEコミュニティも、この現実を構成する事象の一つと言った認識です。

なので、現実社会の経験が浅い若人は、ON−LINEの社会も含めた現実社会で、経験を積んで、大人になって行くんじゃないでしょうか。

その家庭で、多くの問題は起きるでしょうけれど、社会が変化を続ける限り、その変化がたまたま昨今はON−LINE社会の出現というフェーズに入ったと言うだけで、他の時代と「問題」があるという点では変わらないと思います。

by 190cm at 2007年06月11日 00:39


文明開化・富国強兵期や戦後高度経済成長期のようなダイナミクスに勝るとも劣らない社会変革がセカンドライフのようなもので訪れるなら、当然、当時起きた公害問題や人身売買、過労死に順ずる社会問題も多発するでしょう。

それをどうやって予測し、排除していくかが、ある意味、今後のテーマではありますね。

by 190cm at 2007年06月11日 00:40

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